私たちは大切なものをスマートフォンに保存しています。子どもの写真、母からの音声メッセージ、友人とのやり取り、書類、お金へのアクセス。自分がそばにいる間は、ただの便利さです。連絡が取れなくなれば、鍵を持っているのが自分だけの、閉ざされた部屋になります。
後回しにしがちなこと
アカウントの一覧を作る、書類の場所を書き留める、ずっと伝えたかったことを家族に話す。どれも「いつか」のことに思えます。紙の遺品は引き出しから見つかります。デジタルの遺品はどこにも見つかりません。パスワードは推測できず、確認コードはすでに解約された番号に届くかもしれません。
ウクライナでは、なぜ感じ方が違うのか
ロシアの侵攻により、何百万もの人々が引っ越し、家族と離れ、愛する人から遠く離れて暮らすことになりました。最後の写真やチャット、アクセス情報が、もう届かない端末の中に閉じ込められていたと気づく痛みを、多くの人が身をもって知っています。口に出したくない話題だからこそ、静かに、前もって、大げさにせず備えておく価値があります。
これは恐れの話ではなく、思いやりの話です。家族が「何を伝えたかったのか」を推測しなくて済むようにすることです。
30分で始めること
- 一覧を作る。メール、写真のクラウド、銀行、取引所、メッセージアプリ、ドメイン。パスワードは書かず、「何がどこにあるか」だけを。
- 標準機能を有効にする。Googleの「無効なアカウント マネージャー」、Appleの「故人アカウント管理連絡先」。
- 信頼できる人を1人選び、手順書の場所を伝える。
- 電話番号のことを考える。復旧コードはそこに届きます。
- 大切な一人ひとりに数行の言葉を書く。次の章で説明します。
パスワードより、言葉
クラウドにアクセスできれば写真は戻ります。けれど「あの人は何を伝えたかったのか」という問いの答えは、どのアカウントにもありません。言えなかった言葉こそ、家族が最も長く探し続けるものです。落ち着いて、前もって書いた温かい一通は、どんなに長い手順書よりも価値があります。
mementomori.digitalの役割
このサービスは、まさにそのために作りました。受取人ごとに別々のメッセージを書き、ブラウザ上で暗号化されるため、私たちは内容を読めません。長い間無事を確認できなかった場合に限り、手動の確認を経てメッセージが家族に届きます。月額$2、いつでも解約できます。